設立主旨

日本人の最大の死因が、がんになって久しいです。日本では年間30数万人の方が、がんのために亡くなっていますが、そのうちおよそ1万人が30代、40代です。これらの若くしてがんで亡くなる方の多くは、幼い子どもや、小学生、中学生のパパやママでないかと思われます。
がんの診断がなされ、自分の命が限られているとわかった時、来るべき死をどのように子どもに伝え、自分が死んだあと、残された家族、特に子どもの心はどうしたらいいのか、子どもが無事に成長していけるか…自らの病気のことよりも、悩むのではないでしょうか。

これまで日本では、パパやママががんになった子どもの心のケアを行う活動は、親、祖父母などの近親者が行っていることが多いと思いますが、専門家ではない近親者では気づかないこともあると思います。また、専門家による活動としては、一部の病院の臨床心理士の方達が子どもの心のケアに関する活動を行っていますが、まだ広く行き届いていないのが現状です。さらに、がんのパパやママが亡くなった後についての子どもの心のケア及び成長のサポートについてはまだ手つかずの状態です。

AIMSは、親をがんで亡くした子ども達の心のケア及び健全な成長のサポートをしていきます。